地域における包括栄養ケアのしくみづくり NHKプロフェッショナル仕事の流儀

【NHKプロフェッショナル 仕事の流儀】訪問管理栄養士さん
あの番組をみて 素晴らしい、身近でできそうだと思った在宅医療介護者は大勢いたのではないかと思います。確かにすぐにもできることなのだと思います。
今の若手管理栄養士の実践能力は高いですし、人数もたくさんいます。
あとは仕組みなのだと思います。これだけ薬がでまわり 調剤費高騰とかいわれていますが 実は調剤実務に対する報酬よりも 薬の費用がものすごく高くなっている=残薬を調べるくらいでは追いつかないほどの量になっていることを実感している人は少ないのだと思います。どんどん新薬がでて 地域診療においても明確なアセスメントや治療目標治療計画が共有されないまま多くの職種が在宅に殺到しています。薬でいえば きちんとしたアセスメント(医療者共通視点のもの)治療計画と期間、評価をまめに行い疾病重症化防止等に努めたり、便秘や排尿障害 睡眠薬や 胃腸薬のくすりのように出しっぱなしを防ぐことや 薬剤師と栄養士と連携して食事から補えるものはできる限り食事から補うことで薬も減らすことができます。

薬剤師と栄養士の協同指導は、まだ疾病に罹患したばかりの成人から 要支援1要支援2 そして介護になった方までトータルして有用性が期待できる手法なのだと確信できる事例に多く遭遇します。あとは仕組みなのです。

診療所に関しては管理栄養士を雇用するか、栄養処方箋をだし薬と同時に管理栄養指導も薬局(もしくは栄養ケアができる事業所)でできる仕組みを作れば 一気に広まるはずです。ずっと栄養系の方たちにも言い続けていますが、なかなか実現する方向にことが動かないのは 何か私などでは計り知れない職能団体や政治力なのだろうと思います。

いま日本は 農業も水産業も畜産も変換機を迎えています。
食事で健康にというのは、医療の現場でももっと生かされてよいのではないかと思います。来年の栄養改善学会ではシンポジウムで地域の在宅栄養指導のセッションに参加します。それまでに力と情報と症例を積み重ねてゆきたいと思っています。

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