在宅療養現場における 食

【在宅療養現場での食事】
浅草の新たな試みで 訪問看護師からのニーズを受ける形で管理栄養士による助言・アセスメント等の試みを始めている。

始めてみて 驚くほどというより(予想がついていたほどに)、現場は食事や栄養に関するアドバイスニーズが多い。

でもちょっと待って・・・このことは大変重要なことを指摘しているのです。それまで自由に食べたり作ったりしていた食事・・それも長年の習慣。介護がはいったからといって いきなり変えられるもんでもないんですよね…

つまり・・・元より日本の医療はほとんどずっと、薬物医療重視型。糖尿病等の患者様で病院の管理栄養士の指導を受ける割合も低く、多くの診療所には管理栄養士は在籍しておらず・・・つまり食事や運動が大事だっていいつつも、現実は、保健指導やプライマリケアの段階から ほとんどの国民が病気の予防と疾病重症化防止のためのエビデンスのある栄養指導は受けていないわけです。アセスメントを受けたことがある人も非常に少ないし、学校で食育といっても、親に指導していないのでおうちでは十分食育が活きていないし、女性医療では16歳から20歳のPBMを作りたい時期の高校生のお弁当を作る親たちも その大切さを認識せず、その他さまざまなことを考えても ずっと自分流にたべてたべつづけておうち流にたべつづけいるわけです。

そんなことを知っててか知らずにしてか、いきなり在宅療養を受けるとか 介護を受ける段になって、ケアマネさんや訪問看護師さんや他医療者が、この方は栄養指導を受けたほうがよいです。。。と気づいて管理栄養士を探しても、地域にでそんなこんなが全部わかっている栄養士さんはそんなにいるもんでもなく、管理栄養士がアドバイスをしたとしても 論点をきめなければ ヘルパーさんたちは、自分流に対象様の希望をとりいれた料理を作っちゃいますし、ケアマネさんも 配食弁当をいれてとりあえず栄養確保をとかんがえてくれるけど、ひとりで あの毎日同じような味で食べる苦痛をかんがえると・・難しい課題たくさん。

在宅の現場では、①食材の調達 ②ヘルパーさんの調理 ③献立、④背景疾患に関する医療との連携 ⑤なにより生活費で食費に使える金額、⑥生活形態(独居なのか、家族同居か 男性か 女性か他) ⑦食事に対する考え方 ⑧排尿排泄の状況 ⑨今まで食べてきたものの好み ⑩生き方など様々な観点から 食事に関してはアドバイスをしてゆく必要があると考えてよいと思う。管理栄養士が入れば解決するものでもない。

今回 薬局在宅薬剤師と管理栄養士のペアで ①から⑩の切り口の中から、その方最適プランのアドバイスをしようと考えている。単に何をたべたらよいとかそうゆうものでもない 生活における重要な位置づけが 食べること であり ちゃんと排泄できることである という考えのもと 包括的な支援のあり方を考えてゆきたいと考えている。

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